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困った無邪気さ [社会の問題について]

このところ,困った法律が国会で審議されている。

それに対してずいぶん激しい抗議活動がなされているようだ。その昔,当時幼児だった晋三ちゃんが信介おじいちゃんのまえで「アンポ,ハンタイ」と練り歩いて苦笑された話からすると大人しいかもしれないが,まあ近年では割と強烈な動きだ。

そこで,自民党・石破茂氏(現・幹事長)のブログ発言が取りざたされていた。
その激しい抗議活動について「テロと考えの根っこが同じだ」というようなことを書いたらしい。

この発言を見ていても,またこの法案を主管する担当大臣の答弁を聴いていても,私にはこの人たちは自分たちが歴史的に重要なポジションにいるということがわかっていないように見える。たとえば
機密指定するのは○○と○○と○○のジャンルに限ると明記してある。だから役人はそれ以外のことを機密指定するはずがない
などという担当大臣の答弁を聴いたが,こういうのを

  お花畑

というのだ。もし世間を欺くためにこう強弁しているならまだ良し。反対派にも存在意義がある。しかし見ているとどうも本気でそう考えているように見えるのだ。

百歩譲って,今は内閣も役人もすべてそう思っているとしよう。だがそれが将来一人歩きをする可能性がないと言えるのか。

石破氏の発言にしても,実は認識としては正しいと私は思う。だがこの無邪気な発言がそのうちすべてのデモ活動を禁止するような暗黒社会へつながらないと言えるのだろうか。

彼らは自分たちが歴史の1ページを作っていることをもっと認識すべきだと思う。彼らの無邪気すぎる発言には大いなる不安を感じてしまう。

石破氏については,その正論をぶつところは支持できるのだが,この無邪気な発言にはがっかりした。

それでも石破茂を応援するのか 
http://takuya-sobukawa.blog.so-net.ne.jp/2013-07-20

やはり石破茂を応援する
http://takuya-sobukawa.blog.so-net.ne.jp/2009-09-07

付記: 今現在(2013.12.9)にしては遅いかもしれないが,以下の記事を見つけた。さすがは冷泉彰彦氏。この冷静な分析。

Newsweek 日本版 プリンストン発 日本/アメリカ新時代 2013.12.3
特定秘密保護法案、絶叫ではなく議論が必要なら、その中身は?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/12/post-608.php


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