オレは古い人だ [読書感想文?]
何となく、誰かがこの小説にコメントしていたので読んでみた。
帯には故・児玉清氏の
という解説記事の文言が書かれている。
今どきの若い人にこんな小説を読めと言っても、なかなか苦しいだろうと思う。この表題「永遠の0」は私も最初は意味がわからなかった。しかしすぐに子どもの頃に読んだ本のことを思い出した。それは講談社少年少女文庫の緑・赤・青、後に黄のシリーズのうちの青にあった「ゼロ戦」(副題は忘れた)というノンフィクションである。太平洋戦争の時、撃墜王と言われた坂井三郎中尉(終戦時)の記録
を子供用に書き直したものだったと思う。坂井中尉がガダルカナル攻撃の帰りに被弾、左手が動かず、のちに片目を失明するほどのケガを負いながらラバウル基地へ帰還した話などが本当に興味深く、今でも思い出す。その中で、この物語の背景となる部分は大体わかっていたし、坂井中尉の他にもその直属の上官であった笹井醇一中尉、小隊の僚機であった羽藤一志、太田敏夫、西沢広義といった、ゼロ戦ファンにはよく知られた名前もはっきり記憶にのこっている。
そんなこともあって、私には引っかからずにスイスイ読めた小説ではあった。
しかし若い人にとってはどうかなと思う。児玉清氏は解説で
今頃の若者なら、この本を原作とするコミックはどうだろう。やっぱりマニアックではあるけど、読みやすいかも知れないな。
そういえば「大空のサムライ」は藤岡弘、主演で映画化されていたのは知らなかった。先日亡くなった地井武男も出ていたようだ。
帯には故・児玉清氏の
僕は号泣するのを懸命に歯を喰いしばってこらえた。が、ダメだった。
という解説記事の文言が書かれている。
今どきの若い人にこんな小説を読めと言っても、なかなか苦しいだろうと思う。この表題「永遠の0」は私も最初は意味がわからなかった。しかしすぐに子どもの頃に読んだ本のことを思い出した。それは講談社少年少女文庫の緑・赤・青、後に黄のシリーズのうちの青にあった「ゼロ戦」(副題は忘れた)というノンフィクションである。太平洋戦争の時、撃墜王と言われた坂井三郎中尉(終戦時)の記録
大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 坂井 三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04/19
- メディア: 文庫
大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 坂井 三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04/19
- メディア: 文庫
を子供用に書き直したものだったと思う。坂井中尉がガダルカナル攻撃の帰りに被弾、左手が動かず、のちに片目を失明するほどのケガを負いながらラバウル基地へ帰還した話などが本当に興味深く、今でも思い出す。その中で、この物語の背景となる部分は大体わかっていたし、坂井中尉の他にもその直属の上官であった笹井醇一中尉、小隊の僚機であった羽藤一志、太田敏夫、西沢広義といった、ゼロ戦ファンにはよく知られた名前もはっきり記憶にのこっている。
そんなこともあって、私には引っかからずにスイスイ読めた小説ではあった。
しかし若い人にとってはどうかなと思う。児玉清氏は解説で
戦争のことも、冷戦のことも知らない若者たちが読んでも素晴らしい感動が彼らの心を包むであろうと述べている。確かにこの小説が読めればそうだろうと思うのだが、読む前に辛くて諦めてしまわないかな、と心配してしまう。まあオレは古い人だ。
今頃の若者なら、この本を原作とするコミックはどうだろう。やっぱりマニアックではあるけど、読みやすいかも知れないな。
そういえば「大空のサムライ」は藤岡弘、主演で映画化されていたのは知らなかった。先日亡くなった地井武男も出ていたようだ。
2012-07-09 15:49
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くだらないカンソーブン。
by sobu (2014-02-18 12:39)