部下サマ,かぁ [読書感想文?]
全く異論が無く,コメントを重ねる必要を感じないので,紹介だけする。
日経ビジネスオンライン 2014.1.14
“鬼上司”を絶滅させた「部下サマ至上主義」の功罪
~部下の「認められたい」という思いには応える努力を
河合 薫
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20140110/258052/?P=5&mds
特にこの部分。
結局はこういうこと。
ダイヤモンドオンライン
認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~
http://diamond.jp/category/s-mitomete
それで,改めて若者に言わなくてはいけないことがわかった。
心配するな,ダメに決まってる。
日経ビジネスオンライン 2014.1.14
“鬼上司”を絶滅させた「部下サマ至上主義」の功罪
~部下の「認められたい」という思いには応える努力を
河合 薫
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20140110/258052/?P=5&mds
特にこの部分。
社会的な存在である人間は、常に「自分の存在意義と居場所(=自己アイデンティティ)」を探索し続けるものだが、他者とのめんどくさくて、ややこしい関係性を乗り越えて、初めて自己は確立される。 青年期に、空気を読むことに必死で、仲間とぶつかったり、傷つく経験を避けてきた若い世代は、確固たる自己アイデンティティを確立できないままでオトナになった可能性が高い。すると何が起こるか? オトナになってからも、やたらと「自分の存在価値」を確認したがる願望が強くなる傾向が強まると考えられているのだ。 社会貢献をしたいと語る若者が多いのも、自分の存在を過剰に求めていることも関係しているんじゃないかと思ったりもする。 多分、「意見を聞いてもらえない」彼らはほんのちょっとだけ、「自分の存在意義」を認めて欲しいんだと思う。たったそれだけなんじゃないだろうか。
結局はこういうこと。
ダイヤモンドオンライン
認められたい私、認めてくれない社会~「承認不安時代」の生き方~
http://diamond.jp/category/s-mitomete
それで,改めて若者に言わなくてはいけないことがわかった。
心配するな,ダメに決まってる。
先輩の小言を聞く(β版) [読書感想文?]
やはりよく見てみないと [読書感想文?]
こんな本を読んだ。
かつて文部科学副大臣を務めた人物である。本書で経歴を見るまでは知らなかったのだが、もともと通産官僚であって、霞が関の閉鎖性に辟易し、そこを飛び出てSFC(慶應義塾・湘南藤沢キャンパス)の教員となり、民主党から参議院議員に当選し、民主党内閣の時に文部科学副大臣を務めた人である。よく見れば私と同じ年齢。
色々な意味でやり手だとはおもっていた。だが直接的に氏の主張を見たのは「電子教科書導入」の話であった。その主張を見ていると、教育へのICT導入を声高に叫ぶ人で、メリットのみを主張しているように思えた。だからどちらかというとアンチの立場でこの本を手に取ったのだが(実は発売記念大特価セールスだったこともある)、実際に話を読んでみてよかったと思う。そもそも現在のマスコミ、特にテレビの持つ影響力とその問題点を実例をふんだんにあげて述べている。歴史的というにはみじかすぎるかもしれないが、時系列に沿って細かく述べているが、同じ年であることもあって、自分も経験した実感を持って読める。詳しい話は挙げないが、親近感を持ってしまったことは確かである。
しかしそれでも。
ICT導入に関する氏の立場は,メリットを語りましょう,良いものだから推進しましょう,の一辺倒であるとその関係者は述べていたように思う。だから私はアンチの気持ちでいたのだが,この本を読むとそうではないようだ。むしろリアルな体験、アナログな見方と併用しようという意見のようだ。
やはり直接1次情報に当たるべきである。
ちなみに私は、それであってもICT導入には警鐘を鳴らし続ける。というのも、本来はリアルなものやアナログなものと並立すべきものだが、ICTで得られる情報刺激が大きいことと、学校現場の状況からしてその手軽さにかまけて、デジタル一辺倒になることは間違いないからだ。
しかし少なくとも「通産省出身の」「電器屋の手先の」という言い方で括ってはいけないことがわかった。
少なくとも、その使命についてこれだけ一生懸命考えて政治をやっている人というのをあまり知らない自分としては、どちらかと言えば応援したい人である。
実は本稿は2013年7月13日に書いている。折しもこの本のKindle 版が出たのが7/8。著者の鈴木氏が参議院選挙を戦っている最中である。法律上問題はなくなったが、その関連でとらえられても面白くないので、投票が終わったこの日の公開とする。なので,本稿が世に出たころ、氏がどのような立場にあるかは不明である。
かつて文部科学副大臣を務めた人物である。本書で経歴を見るまでは知らなかったのだが、もともと通産官僚であって、霞が関の閉鎖性に辟易し、そこを飛び出てSFC(慶應義塾・湘南藤沢キャンパス)の教員となり、民主党から参議院議員に当選し、民主党内閣の時に文部科学副大臣を務めた人である。よく見れば私と同じ年齢。
色々な意味でやり手だとはおもっていた。だが直接的に氏の主張を見たのは「電子教科書導入」の話であった。その主張を見ていると、教育へのICT導入を声高に叫ぶ人で、メリットのみを主張しているように思えた。だからどちらかというとアンチの立場でこの本を手に取ったのだが(実は発売記念大特価セールスだったこともある)、実際に話を読んでみてよかったと思う。そもそも現在のマスコミ、特にテレビの持つ影響力とその問題点を実例をふんだんにあげて述べている。歴史的というにはみじかすぎるかもしれないが、時系列に沿って細かく述べているが、同じ年であることもあって、自分も経験した実感を持って読める。詳しい話は挙げないが、親近感を持ってしまったことは確かである。
しかしそれでも。
ICT導入に関する氏の立場は,メリットを語りましょう,良いものだから推進しましょう,の一辺倒であるとその関係者は述べていたように思う。だから私はアンチの気持ちでいたのだが,この本を読むとそうではないようだ。むしろリアルな体験、アナログな見方と併用しようという意見のようだ。
やはり直接1次情報に当たるべきである。
ちなみに私は、それであってもICT導入には警鐘を鳴らし続ける。というのも、本来はリアルなものやアナログなものと並立すべきものだが、ICTで得られる情報刺激が大きいことと、学校現場の状況からしてその手軽さにかまけて、デジタル一辺倒になることは間違いないからだ。
しかし少なくとも「通産省出身の」「電器屋の手先の」という言い方で括ってはいけないことがわかった。
少なくとも、その使命についてこれだけ一生懸命考えて政治をやっている人というのをあまり知らない自分としては、どちらかと言えば応援したい人である。
実は本稿は2013年7月13日に書いている。折しもこの本のKindle 版が出たのが7/8。著者の鈴木氏が参議院選挙を戦っている最中である。法律上問題はなくなったが、その関連でとらえられても面白くないので、投票が終わったこの日の公開とする。なので,本稿が世に出たころ、氏がどのような立場にあるかは不明である。
ほんとうにいいの?デジタル教科書 [読書感想文?]
出た当初から見てはいたのだが,ここに挙げなかった本である。
直接の知り合いではないが,新井氏の著作はたくさん読んでいるし,同じ日本数学会の会員として,特にその中で教育に関連する委員会の委員として活躍されていることもあって,近しい気はしている。
この本については,最初のページから,本としての出来は今ひとつだと思う。それを一生懸命つついているサイトもあってその通りなのだが,議論したいのはこの本がどうこうということではなく,デジタル教科書の類の持つ問題点である。
前から当ブログでも指摘している通り,(最近ではこの記事。少し前のこの記事からはさらにリンクを張っている。こんなのも関係ある。),そもそも教育の目的・本質からして,デジタル教科書には負の部分が大きい。しかしそのことについてまともに答えた意見を見たことはない。話はそのメリットだけである。言うならば「お花畑」。
新井氏の本著はこのことついて,鋭く問うている。
ネットを検索してみると,いくつかの意見が見つかる。たとえばこのサイトは新井氏や私と同じ立場に立って,丁寧に意見が述べてある。
さて,専門家の諸兄姉,なんとか答えて下さいませ。
直接の知り合いではないが,新井氏の著作はたくさん読んでいるし,同じ日本数学会の会員として,特にその中で教育に関連する委員会の委員として活躍されていることもあって,近しい気はしている。
この本については,最初のページから,本としての出来は今ひとつだと思う。それを一生懸命つついているサイトもあってその通りなのだが,議論したいのはこの本がどうこうということではなく,デジタル教科書の類の持つ問題点である。
前から当ブログでも指摘している通り,(最近ではこの記事。少し前のこの記事からはさらにリンクを張っている。こんなのも関係ある。),そもそも教育の目的・本質からして,デジタル教科書には負の部分が大きい。しかしそのことについてまともに答えた意見を見たことはない。話はそのメリットだけである。言うならば「お花畑」。
新井氏の本著はこのことついて,鋭く問うている。
ネットを検索してみると,いくつかの意見が見つかる。たとえばこのサイトは新井氏や私と同じ立場に立って,丁寧に意見が述べてある。
さて,専門家の諸兄姉,なんとか答えて下さいませ。
過去から学ぶ [読書感想文?]
こんな本を読んだ。
自虐史観に捕らわれるのはイヤだが,ウヨちゃんたちの言い分にもどうも納得が行かない私。
だがこの本は読んでみて少し考える気になった。それは次の2点に負う。
1.大日本帝国が太平洋戦争に突入していったのは,政治の無力によるものである(第5章8 失敗だった大日本帝国の政治システム)
2.日本は外交を軽んじている(第6章2 外交の失敗が太平洋戦争を招いた ほか)
「あの時代が良かった」などと手放しで讃えようとは思わない。一方で「あんな暗黒の時代に」という言い方にも違和感がある。国として上っていった明治~昭和初期,そして戦争による没落。
後書きにはこうある。
この本が歴史学としてみたときにどうであるか、また人々のいう主張と整合するかについては、正直に言って全く興味がない。私が興味があるのは,ここに書かれている内容を元に、今後我々がどう生きてくか,また社会をどのように発展させていくのかを考えたいということである。
追記: 同じ著者による,同様の装丁の次の本もついでに読んだ。(2013.3.27)
まあこっちの方が少し気楽に読める。特に「驚きの」と言うほどのことはなかったが,面白いエピソードが並んでいる。それぞれに結構親近感をもったのは,生まれ育った辺りが青線地帯を潰して作った公務員住宅だったことや,先日杉原千畝の評伝を読んで「白系ロシア人」について少し知っていたことや,古いバンドマンから「危ないクスリ」が蔓延していたという昔話を聞いていたことや,新幹線の歴史を子どもの頃から見ていて、その中で「弾丸列車」についても見ていたことや,まあそんな個人の様々な経験によるものだ。ということは,こういう古い時代に近いということで,若い人たちと話が合わないのはまあそんなもんかなと。
だからこういう「過去」から学ぼうと思えるのかも知れない。
自虐史観に捕らわれるのはイヤだが,ウヨちゃんたちの言い分にもどうも納得が行かない私。
だがこの本は読んでみて少し考える気になった。それは次の2点に負う。
1.大日本帝国が太平洋戦争に突入していったのは,政治の無力によるものである(第5章8 失敗だった大日本帝国の政治システム)
2.日本は外交を軽んじている(第6章2 外交の失敗が太平洋戦争を招いた ほか)
「あの時代が良かった」などと手放しで讃えようとは思わない。一方で「あんな暗黒の時代に」という言い方にも違和感がある。国として上っていった明治~昭和初期,そして戦争による没落。
後書きにはこうある。
大日本帝国の歴史の前半は「国家が勃興するとはどういうことか?の非常にわかりやすいサンプルだと言える。
国力を充実させるには、まず何よりも教育が重要であること、そして身分や門閥を問わず優れたものに活躍の場を与えること。そうすれば国は大きく発展する。大日本帝国はそのセオリーをものの見事に体現していると言える。弱小国が、強国に対抗するにはどうすればいいか、ということの模範解答とさえ言えるだろう。
また大日本帝国の後半の歴史は、国の繁栄を持続させることがいかに難しいか、ということを如実に示しているものでもある。国がダイナミックに勃興すると、国内外に様々な諸問題も生じてくる。残念ながら大日本帝国にはその問題に適切に対処する能力が欠如していたと言える。貧富の格差が拡大すれば、国民の不満は高まる。国民の不満を抑えるためには、経済の活性を鈍れあせずに、富の再分配を図らなければならない。大日本帝国にはそれができなかった。それば「軍部の暴走を国民が歓迎する」という異常事態を生んだ最大の要因だと言える。
この本が歴史学としてみたときにどうであるか、また人々のいう主張と整合するかについては、正直に言って全く興味がない。私が興味があるのは,ここに書かれている内容を元に、今後我々がどう生きてくか,また社会をどのように発展させていくのかを考えたいということである。
追記: 同じ著者による,同様の装丁の次の本もついでに読んだ。(2013.3.27)
まあこっちの方が少し気楽に読める。特に「驚きの」と言うほどのことはなかったが,面白いエピソードが並んでいる。それぞれに結構親近感をもったのは,生まれ育った辺りが青線地帯を潰して作った公務員住宅だったことや,先日杉原千畝の評伝を読んで「白系ロシア人」について少し知っていたことや,古いバンドマンから「危ないクスリ」が蔓延していたという昔話を聞いていたことや,新幹線の歴史を子どもの頃から見ていて、その中で「弾丸列車」についても見ていたことや,まあそんな個人の様々な経験によるものだ。ということは,こういう古い時代に近いということで,若い人たちと話が合わないのはまあそんなもんかなと。
だからこういう「過去」から学ぼうと思えるのかも知れない。
やはり教員養成6年制には反対 [読書感想文?]
オレは古い人だ [読書感想文?]
何となく、誰かがこの小説にコメントしていたので読んでみた。
帯には故・児玉清氏の
という解説記事の文言が書かれている。
今どきの若い人にこんな小説を読めと言っても、なかなか苦しいだろうと思う。この表題「永遠の0」は私も最初は意味がわからなかった。しかしすぐに子どもの頃に読んだ本のことを思い出した。それは講談社少年少女文庫の緑・赤・青、後に黄のシリーズのうちの青にあった「ゼロ戦」(副題は忘れた)というノンフィクションである。太平洋戦争の時、撃墜王と言われた坂井三郎中尉(終戦時)の記録
を子供用に書き直したものだったと思う。坂井中尉がガダルカナル攻撃の帰りに被弾、左手が動かず、のちに片目を失明するほどのケガを負いながらラバウル基地へ帰還した話などが本当に興味深く、今でも思い出す。その中で、この物語の背景となる部分は大体わかっていたし、坂井中尉の他にもその直属の上官であった笹井醇一中尉、小隊の僚機であった羽藤一志、太田敏夫、西沢広義といった、ゼロ戦ファンにはよく知られた名前もはっきり記憶にのこっている。
そんなこともあって、私には引っかからずにスイスイ読めた小説ではあった。
しかし若い人にとってはどうかなと思う。児玉清氏は解説で
今頃の若者なら、この本を原作とするコミックはどうだろう。やっぱりマニアックではあるけど、読みやすいかも知れないな。
そういえば「大空のサムライ」は藤岡弘、主演で映画化されていたのは知らなかった。先日亡くなった地井武男も出ていたようだ。
帯には故・児玉清氏の
僕は号泣するのを懸命に歯を喰いしばってこらえた。が、ダメだった。
という解説記事の文言が書かれている。
今どきの若い人にこんな小説を読めと言っても、なかなか苦しいだろうと思う。この表題「永遠の0」は私も最初は意味がわからなかった。しかしすぐに子どもの頃に読んだ本のことを思い出した。それは講談社少年少女文庫の緑・赤・青、後に黄のシリーズのうちの青にあった「ゼロ戦」(副題は忘れた)というノンフィクションである。太平洋戦争の時、撃墜王と言われた坂井三郎中尉(終戦時)の記録
大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 坂井 三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04/19
- メディア: 文庫
大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 坂井 三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04/19
- メディア: 文庫
を子供用に書き直したものだったと思う。坂井中尉がガダルカナル攻撃の帰りに被弾、左手が動かず、のちに片目を失明するほどのケガを負いながらラバウル基地へ帰還した話などが本当に興味深く、今でも思い出す。その中で、この物語の背景となる部分は大体わかっていたし、坂井中尉の他にもその直属の上官であった笹井醇一中尉、小隊の僚機であった羽藤一志、太田敏夫、西沢広義といった、ゼロ戦ファンにはよく知られた名前もはっきり記憶にのこっている。
そんなこともあって、私には引っかからずにスイスイ読めた小説ではあった。
しかし若い人にとってはどうかなと思う。児玉清氏は解説で
戦争のことも、冷戦のことも知らない若者たちが読んでも素晴らしい感動が彼らの心を包むであろうと述べている。確かにこの小説が読めればそうだろうと思うのだが、読む前に辛くて諦めてしまわないかな、と心配してしまう。まあオレは古い人だ。
今頃の若者なら、この本を原作とするコミックはどうだろう。やっぱりマニアックではあるけど、読みやすいかも知れないな。
そういえば「大空のサムライ」は藤岡弘、主演で映画化されていたのは知らなかった。先日亡くなった地井武男も出ていたようだ。
ちょっと困っている [読書感想文?]
このところ少し悩んでいることがある。
本blogを始めたきっかけを作ってくれたこともあって,ときどきその著作を追っている梅田望夫氏の最近の物を2つ読んだ。
1つは紙媒体の書籍。梅田望夫/飯吉 透 「ウェブで学ぶ - オープンエデュケーションと知の革命」(ちくま新書)。
もう1つは iPad/iPhone 限定版で出された 「iPadがやってきたから、もう一度ウェブの話をしよう」(産経新聞出版)。前に,この中で往復書簡を公開している相手である中島聡氏のブログを読んだ感想を書いた。 最近公費でiPadを買ってもらい,研究室のルータを無線LANに変えたので,やっと本編を読んだ。
まずはどうでもいいことから。iPadについては,まあ周到にできたものだということがよくわかった。とにかく,「ワクワクするもの」という点で,おじさん久々に感激,という感じである。送られて来て,開封して,使い始めるまでの段階に色々な意味で仕掛けがしてある。取扱説明書なんで小さなカード1枚で何も書いていない。コンピュータとしての機能についてはまだ途上だともいえるが。
「iPadが」にあるように,Appleが主導して始まったコンピュータの革命(GUI)の発想は,確かにここで新しい段階に入った。そんな話も色々面白いのだが,ここに書こうとして,脇にiPadを開けていてもどうにもアクセスが悪い。サーっと読むのには大いにいいのだが,「こことここを比較検討して・・・」などというのにはどうにも具合が悪い。だから書きたいことがあるのだが,もやもやっとしてまとまらない。結局それは紙を広げてメモ書きしてという作業が必要になりそうだ。もちろん私は古い臭い人間。それで切り捨てられても仕方がないのだが。
一方で前著「Webに」。各方面で高く評価されているのだが,そして私は全く否定する部分はないのだが,自分的には当然のことが当然に進んでいるような気がする。だからコメントが出来ないのだ。このことについては今読みかけの本があるのでまたそれを読んで何か書こうと思う。その上でこの記事には加筆すると思うが。
我が先達・梅田氏の著作を2つも読んで,何も書けずにいる状況は少々情けない。
本blogを始めたきっかけを作ってくれたこともあって,ときどきその著作を追っている梅田望夫氏の最近の物を2つ読んだ。
1つは紙媒体の書籍。梅田望夫/飯吉 透 「ウェブで学ぶ - オープンエデュケーションと知の革命」(ちくま新書)。
もう1つは iPad/iPhone 限定版で出された 「iPadがやってきたから、もう一度ウェブの話をしよう」(産経新聞出版)。前に,この中で往復書簡を公開している相手である中島聡氏のブログを読んだ感想を書いた。 最近公費でiPadを買ってもらい,研究室のルータを無線LANに変えたので,やっと本編を読んだ。
まずはどうでもいいことから。iPadについては,まあ周到にできたものだということがよくわかった。とにかく,「ワクワクするもの」という点で,おじさん久々に感激,という感じである。送られて来て,開封して,使い始めるまでの段階に色々な意味で仕掛けがしてある。取扱説明書なんで小さなカード1枚で何も書いていない。コンピュータとしての機能についてはまだ途上だともいえるが。
「iPadが」にあるように,Appleが主導して始まったコンピュータの革命(GUI)の発想は,確かにここで新しい段階に入った。そんな話も色々面白いのだが,ここに書こうとして,脇にiPadを開けていてもどうにもアクセスが悪い。サーっと読むのには大いにいいのだが,「こことここを比較検討して・・・」などというのにはどうにも具合が悪い。だから書きたいことがあるのだが,もやもやっとしてまとまらない。結局それは紙を広げてメモ書きしてという作業が必要になりそうだ。もちろん私は古い臭い人間。それで切り捨てられても仕方がないのだが。
一方で前著「Webに」。各方面で高く評価されているのだが,そして私は全く否定する部分はないのだが,自分的には当然のことが当然に進んでいるような気がする。だからコメントが出来ないのだ。このことについては今読みかけの本があるのでまたそれを読んで何か書こうと思う。その上でこの記事には加筆すると思うが。
我が先達・梅田氏の著作を2つも読んで,何も書けずにいる状況は少々情けない。
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/09/08
- メディア: 新書
多くの人に読んで欲しい [読書感想文?]
立ち読みでも良いから,多くの人に読んで欲しい。
とにかく読んで欲しい。
心が痛む。こういう現実を知るべきだ。それを抜きにして社会について語るべきでないと思う。
心が痛む。
心が痛む。
心が痛む。
言うべきことはない。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,155 円
とにかく読んで欲しい。
心が痛む。こういう現実を知るべきだ。それを抜きにして社会について語るべきでないと思う。
心が痛む。
心が痛む。
心が痛む。
言うべきことはない。
オレには無理 [読書感想文?]
1年生の講義の教材にしたいと思ってこの本を読んでいる。
内容的にはとても学生のためになると思うのだが,ビジネスマン向けに書かれているので,これを「教師になろうとする学生」が我が事として翻訳出来るかどうかが勝負。
講義が2回しかないので,出来るかどうか不安。まだやり方を考えている。
次いでこの本と
これをあわせたような,と著者が言うところの本が出た。
と言っても今この文章を書いている段階では携帯ブックのみ。
発売日の昨日,早速購入してみたのだが,どうにもこれが読みにくい。
老眼が来ていることもあるのだが,ケータイ小説ならテキトーに読み飛ばして行くことが出来ても,こういう内容だと私にはきつい。
「20代」を割合丁寧に読んでいるので話の中身にはついて行けるのだが,どうも思考に乗ってこない。
おじさんにはこういうのは無理ということか。
内容的にはとても学生のためになると思うのだが,ビジネスマン向けに書かれているので,これを「教師になろうとする学生」が我が事として翻訳出来るかどうかが勝負。
講義が2回しかないので,出来るかどうか不安。まだやり方を考えている。
次いでこの本と
これをあわせたような,と著者が言うところの本が出た。
と言っても今この文章を書いている段階では携帯ブックのみ。
発売日の昨日,早速購入してみたのだが,どうにもこれが読みにくい。
老眼が来ていることもあるのだが,ケータイ小説ならテキトーに読み飛ばして行くことが出来ても,こういう内容だと私にはきつい。
「20代」を割合丁寧に読んでいるので話の中身にはついて行けるのだが,どうも思考に乗ってこない。
おじさんにはこういうのは無理ということか。