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ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラ(ウィーン・シェーンブルン宮殿) [2000 in Wien]

ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラ(2000年8月27日・ウィーン・シェーンブルン宮殿)

 さすがに8月だから,メインのオケやオペラは休みなのだが,こうした観光客を狙った催し物はたくさんあるようだ.これもその一つか,連日公演しているようだ.4年前の新婚旅行で,やはりシェーンブルン宮殿コンサートというのがあって,それだろうと思っていったのだが,それとは全然違っていた.前回は7,8人程度のアンサンブルに,歌にバレエ,膝を交えてお客も総勢150人ぐらいか,というところだった.今回はどうやら大人数を相手にするもののよう.席が自由だから早く行け,と切符売りのモーツァルトに扮した兄さん(ウィーンでもプラハでもたくさんいるのだ)が言うので,30分前に行ってみると,日本人観光客の団体が後から来る.これはこれは.入ってみると,500人以上入るホールで全くのフルオーケストラ,総勢50人ぐらいか.歌とバレエは同じようにでてくるのだが,ステージ上では遠すぎる.曲目も,普通にオペラ・オペレッタの中から数曲,J.シュトラウスのワルツやポルカから数曲・・・・

 愚息が途中で飽きてしまったので,一緒に宮殿の庭に出たため,3分の1は見られなかったのだが,演奏レベルは良かったものの,正直言って落胆した.企画としては全く面白くない.あんまり音楽が好きでないがウィーンだからコンサートにも行ってみよう,という日本人観光客の皆さんにはちょうど良かったのかも知れないが,昨日のヤツの方がまだよかったかも.それはそうと,この日のソプラノのお姉さん,昨日のお姉さんと同じじゃない?確か Costa と言う名前だったと思うけど(パンフが無くなってしまったので,見つかったらちゃんと書きます)歌は良かったし,我々夫婦の後輩によく似ているので,記憶に残った.それぐらいだった・・・

ウィーン・ホイリゲコンサート(ウィーン郊外) [2000 in Wien]

ウィーン・ホイリゲコンサート(2000年8月26日,ウィーン郊外)

 何のことはない,観光客用のコンサートのパンフレットを見て行ったのであるが,もう一つ,このHP周辺でよく紹介している,NHKの「C.デュトワが贈る音楽紀行」シリーズの「ウィーン編」の内容を,愚息と共に確認に行こうというのがもう一つのもくろみであった.食事が付いて,のコースであったが,食事はまあひどいもの.

 場所は本当にウィーンの郊外の,たくさんのワイン醸造所が並ぶ一角.トラムに乗って終点まで行ってすぐだった.演奏はピアノトリオ.それに歌手とバレエのそれぞれペアがでてきて,J.シュトラウスを中心としたもの.本当はシュランメル(Atok12が酒乱目留と変換してくれた.おおこわ・・・)を聞きたかったんだけど,観光客相手だから仕方がないか.演奏はまあまあ.良かったのは,奏者・演者と間近で接することができたことぐらいか.ソプラノのお姉さんは,小柄な黒髪の人,これは良かった.テナーの歌の人もまあ良かったんだけど,もしかしてこの人,昼間ケルントナー大通りで,ラジカセをバックに大道芸で歌ってた人とちゃう?

 プラハでさんざんオペラを見てきたからかも知れませんが,やはり「器楽」「歌」「バレエ」を切り離して考えるのは無粋.こうしてトータルでやらなくちゃ,と思いました.そしてこういうものでもさすがはウィーン,レベルは高いと見ました.そして,見る側はともかく,こういうものが出せる側は,やはりそれなりのものがあるんだと思いました.

 

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