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それでも石破茂を応援するのか [社会の問題について]

前から気になっていた政治家・石破茂氏(現・自民党幹事長)。

こんな記事を書いたのはもう4年も前のことになる。

やはり石破茂を応援する
http://takuya-sobukawa.blog.so-net.ne.jp/2009-09-07

当時書いた気持ちについては今でも変わっていない。日本語がよく読めない人、記事をちゃんと読もうとしない人は私の思想について誤解する人がいるかもしれないが、あの記事を書いたときの氏に対する評価はいまだにひとつも変わっていない。

一方で最近の氏の「国防軍」「軍法会議」発言については少々気になる。その詳細についてはここで述べることをしないが、私の思いとしては今朝ちょうど茂木健一郎氏がTwitter で発言していたことがそれを言い当てている。


茂木健一郎さん 連続ツイート第984回「普通の国って、何だっけ?」
http://matome.naver.jp/odai/2137427202415722601

私は「日本の伝統的なものを大事にしたい」という意味で,自分は「保守」だと思っている。しかし世間では明治以降作られた制度を「日本の伝統だ」と思い違いしている人を「保守」という言葉で表しているように思う。

「国旗」は幕末から明治にかけて、黒船に代表されるような外国の脅威に対抗するために「日本国」という体制を大急ぎで作ろうとする中で決められたものだし、「君が代」についても然り。本当は天皇制だってそうなわけで、まあ「万世一系の」は認めるとしても、天皇が実質的に我が国の統治をつかさどっていたのは、その長い歴史の中でほんの一部の期間に過ぎない。大事にしたいとは思っているが、担ぎ上げるのはむしろ失礼な感じすらする。

国防軍・軍法会議のようなものについても然り。明治以降、欧米諸国の制度を輸入する中でできた制度であり、それは私の思うところの「保守」とは違う。

改憲・再軍備を主張する政党である自民党の幹事長の立場もあるかもしれないし本意は分からないが、その内容についてはあまり賛成できるものではない。

しかし一方で、こういうことをコソコソ進めようとせず、明確に発言して批判も正面から受ける、というその態度は大いに支持できるものである。

このことは、少し趣は違うが、一水会最高顧問・鈴木邦男氏に対する私の評とも通ずるところがある。すなわち、鈴木氏のかつての行動を賛美することは決してないが、現在の氏の立場・態度などは、本当に大切なことは何か?を深く考えたうえでのことだと思うからである。

そういった意味で石破茂氏に対しては肯定的に見ていきたいし、同時に昨今聞こえる発言のように賛成できないものについてははっきり反対したいと思う。




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