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ノートの作り方 [算数・数学教育について]

真面目に一生懸命頑張っている風の学生が,どうしても伸びないことがある。特に入学した段階から伸びなかったり,初めてゼミにきて上手く行かなかった段階から伸びず,本人も苦しんでいることがある。

だがこうした学生にいうのは大抵同じことである。

 ノートは1冊にせよ

彼らを見ているとノートを2冊持っていることが多い。講義中には殴り書きで,家に帰って清書するのだという。そのための労力は大変なものだと思うのだが,それが結果に結びつかない。

家に帰って復習までしているのだから,もっとできるようになっても良さそうなモノなのだが,そうはならないのだ。

しかしそれは当然だとも言える。というのは,書き写す段階で情報が欠落してしまうからだ。内容は完璧に書いたとしても,たとえば授業中に考えたことなどを思い返すのは意外に難しい。むしろ殴り書き・落書きつきのノートの方が,自分の深層記憶に働きかけて思い出すことが容易になるのだ。

だから学生にはいう。
 ○ ノートは間を開けて書け。あとから書き込みができるように
 ○ 汚くてもいい。他人には見せないものだ。
 ○ 他人のノートのコピーは役に立たない。

他の科目もそうだとは思うのだが,目の前で見ている話はこの関係なので。

そういえば,ノート絡みでこれまでも色々書いたな。

まとめてはいけない
http://takuya-sobukawa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-13-1

ノートを取るということ
http://takuya-sobukawa.blog.so-net.ne.jp/2011-05-23


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