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Sobuの講義はMIT流だ(笑) [算数・数学教育について]

池上 彰
MITは「理系バカ」が役に立たないと知っている 米国トップ大学の教養教育事情 MIT編その2
日経ビジネスオンライン ・池上彰の「学問のススメ」2013.3.14
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130305/244525/

を読んでの感想文・その2。

前に書いたように,Sobuの解析学はヤバイと学外まで聞こえているらしい。なぜ「ヤバイ」か。それは私の講義は解析学の内容に,ライティングの授業がセットになっている。からなのだ。

なんでもMITでは
(1)普通の講義、(2)ライティングというコミュニケーションがセットの講義、(3)プレゼンというコミュニケーションがセットの講義、この3通りからひとつを選ぶ

となっていて,(2),(3)のものを1つずつは取らなくてはいけないという。

そう思うと,この「ヤバイ講義」に俄然やる気が出てくる。すなわちきちんとした数学的な文章を書けることが,算数・数学を教えるために必要なことであるからだ。さすがにこのことには反論できまい(笑)。

新年度以降もどんどんやる。もっとパワーアップしてやらなくてはならない。大学の数学教員のほとんど全てはこのことについて諦めてしまっている。そんなことが可能と思われるような「優秀な学生が集まる」大学では,教員はそんなことに時間を割くよりも自分の研究に忙しいし,「学生が文章が書けるようになって卒業して欲しい」というような大学では,このレベルの内容を扱うことを諦めてしまっている。

そのいいとこ取り(別名厳しいとこ取り)を目指す。誰がなんと言っても目指す。

ちなみに,プレゼンについては,これまた厳しく教えている。ただしそれはSobu研にゼミ生として入ってきた者に限る。そうでないとこっちの身が持たないwww。

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sobu

ああそうそう。これだわ。

東洋経済オンライン2013年03月22日
「国語力」を磨けば、日本の理系は世界で勝てる
「舌先三寸」のアメリカ人に負けて気づいたこと
小野 雅裕 :慶応義塾大学助教 
http://toyokeizai.net/articles/-/13376

そうですよ。先日日本数学会の教育シンポジウムで出た話も全く同じだった。大切なのは言語による表現力ですよ。もちろん母語で出来ることが最低限。次に英語。でも英語の方が結構簡単かも知れないんだよね。
by sobu (2013-03-26 16:35) 

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