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続・穴埋め式の罪 [教育について]

「文系の教育は信用しないとかバリバリ言っちゃってるけど、まあそういう例は枚挙にいとまがないっていう感じ。

前にも書いた、岡山県で最も優秀と言われている県立高校。

知人のうちに遊びに行ったらそこの息子さん、どうも成績が伸びないという。中でも気合いが入らないのが地理だとか。

で、学校の授業について聞いてみた。授業ノートを見せてもらったところ、毎回穴埋め問題の形式のプリントが配られてそれを埋めるそうだ。

お茶の生産の世界でのシェアランキング
 1.___ {答え:中国)
 2.___ (答え:インド)
 3.___ (答え:スリランカだったと思う)
 4.___ (答え:ケニア 3,4逆だったかな)
 5.トルコ

この表を埋める話だとか。それでも一応「丘陵地だから」とかなんだとか言っているんだそうだけど、そして言ってる内容だけを見るとまともな話をしているのかも知れないけれど、少なくともその生徒の聞き方はそうなってない。

重要なのは「なぜこのランキングなのか」である。原産国、適した気候、歴史的な経緯。日本国内との比較にも意味がある。そうやって考えることが社会科学なのに、「暗記」になっている。

一応そんな内容をしゃべっていたとしても、生徒にそんな「見方」を教えられないのなら一緒だ。知人の家にお茶を飲みに行っただけなのだが、かわいそうになってそんな「見方」について話してやった。どうみてもこれは「センター試験」の影響である。非常に困った話だ。こんなことで何がイノベーションだ。



文系の話は常に気になります。私の言い分に共感して下さったらこちらをポチッと。

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