良い本なのだが [算数・数学教育について]
こんな本を読んだ。
いやあ,良い本だなぁ。
「2次方程式の解の公式なんて要らない。そんなものなくても自分はこれまで生きて来られた」
なんて豪語していた件の作家さんに是非読ませてやりたいと思う。
中身についてはここでは言わない。うちの学生全員に読ませたい。来年の1年生の必須図書にしようかな。
ただ1つだけ悩めることがある。
この邦訳は読みやすくて良いのだけれど,同時に原典を読みたくなった。
翻訳がここまで格調高いのは訳者の力量がもちろん大きいのだけれど,原文の力もあるだろうから。
でも英語のテキストにするのは,これだけ良い翻訳があるから無理だな。学生はそれを買って来ちゃう。
微妙。
いやあ,良い本だなぁ。
「2次方程式の解の公式なんて要らない。そんなものなくても自分はこれまで生きて来られた」
なんて豪語していた件の作家さんに是非読ませてやりたいと思う。
中身についてはここでは言わない。うちの学生全員に読ませたい。来年の1年生の必須図書にしようかな。
ただ1つだけ悩めることがある。
この邦訳は読みやすくて良いのだけれど,同時に原典を読みたくなった。
翻訳がここまで格調高いのは訳者の力量がもちろん大きいのだけれど,原文の力もあるだろうから。
でも英語のテキストにするのは,これだけ良い翻訳があるから無理だな。学生はそれを買って来ちゃう。
微妙。
2011-06-22 12:07
nice!(1)
コメント(4)
トラックバック(0)
もう かれこれ 数学とは 25年以上 縁がないなぁ。
数学同好会(名前検討中
by 村石太マン (2011-07-07 10:10)
原著を入手。
確かに良い本である。
そして上述の訳書が原著のリズムの良さ,詩的な雰囲気を十分感じられるもので素晴らしいということが改めてわかった。
何かの講義でテキストとして使ってみたい。
by sobu (2011-09-09 14:45)
ご紹介の本を読みました。本当に良い本ですね。
ただ、今この仕事をしているからこそ「良い」と強く感じるのだろうと思いました。
子どもも同じ。わかって、できたら、もっとわかる。もっとできる。
教科だけでなく、教育に携わるすべての事柄において「体験」と「考察」(『頭や心で捉えること』が表現したいんですが、適当な言葉が思いつきません。)の両輪があって初めて、子どもの成長につながるのだなと感じています。
なぜ中学校では算数でなく、数学を学ぶのか。僕なりの答えを持って、日々の授業に臨みたいと思います。
P.S 原著も機会があれば読んでみたいですね。
by s.nagamine (2012-03-22 09:39)
> nagamineさん
残念ながら原典はゼミや授業に使うレベルではないけれど、この日本語訳を4月からの「学問の方法」のテキストにすることにしました。
by sobu (2012-03-22 14:29)