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カタカナ言葉 [英語を勉強する?]

さすが,一線でやってる人は表現が単純明快だ。

Newsweek Voices プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 「リスク」や「ケア」の言い換えが不可能な理由とは? 冷泉彰彦 2013年07月02日(火)12時44分http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/07/post-571.php

この前も英語の講義レポートで「数量詞」という訳語を使っている者がいた。確かにそんな日本語になるのだろうけれど,quantifier をどうして訳す必要があるのだろう。むしろよくわからなくなっているのではないか。

昔,数学の概念として extrapolation というのをやっていた。いや今でもぼちぼち考えているが,どうもパットした結果は出ない。この英語に対して私が「補外」という日本語を充てた。これの反対概念として interpolation というのがあり,それの訳語は「補間」で定着しているのと,実際に「外を補う」感じだったのでこの日本語を使った。中身を理解してくれた人は何も言わなかったのだが,半可通の人が「それは外挿だろ」と言ってきた。教えてくれたとは思えない。言ってきた,という感じである。確かにこの語に対して外挿という日本語を使ってた人がいることは知っているが,それでは他との整合性がとれないのだ。定着している「補間」を「内挿」に改めるのなら構わないが,本当に困った人がいるものである。翻訳は「横の文章を縦にする」というわけにはいかないのである。

 閑話休題。

この冷泉氏のコラムはおもしろかった。

基本としては、漢語にしても、カタカナ言葉にしても、「1つの概念語で伝えたような気になってしまう」ことの危険性を理解して、複雑な概念に関するコミュニケーションはできるだけ「言い換えによる念押し」など「フルセンテンスでの確認」を取ることが必要だと思います。


付け加えることはない。さすが,外国語で日常暮らし,仕事しているだけのことはある。



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