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メタ認知をした結果 [自分の生き方]

最近流行のこの本を読んでみた。


置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

  • 作者: 渡辺 和子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: 単行本



氏の講演に共感する人も多いと聞く。私の勤務先から最も近い大学の1つである、ノートルダム清心女子大学の理事長・元学長である。私の周囲にも卒業生がいるし、一応キャンパスに行ったことぐらいはあり、近しいとは思っている。

さて、この本。読みやすいように(売れるように)短いエッセイと教訓という感じで並べてある。そんな構えが何だか安っぽい物に見えてしまいがちだが、中身は確かに評判通りだと思う。自身の経験に基づくアドヴァイスは、そのタイトルを筆頭に、特に「自分探し」に填っている若者たちに聞かせたい言葉ばかりだ。

大いにお薦めしたい本なのだが、実は私自身にとっては新しい発見のある本ではなかった。いやいや、つまらない本というわけではない。むしろ楽しく読んだ。それは自分が考えていることを、他人から言われるとうれしいというレベルのことである。すなわち、私自身がいつも考えている自分の生き方にちょうど合致した話が次々と繰り出されるので、気分はいいのだ。

しかし。

何度か書いたのだが、大学の教員たる者、新書本を読んでいるだけではダメだ、新書本を書く側にならなくてはと思う。

この本もその観点から見ることが出来るかもしれない。自分はいつになったらこの著者のように語れるようになるのだろうか。どうもそんなメタ認知的な見方をしてしまった読後であった。


ついでにこちらもぽちっと。

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