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子どものしつけ [社会の問題について]

ここ数年、芸能界では可愛い子役が次々と話題になっている。

もちろん映像編集も入っているのだろうけれど、大人たちの問いかけに対して当意即妙に返すその受け答えを見ると、驚くと言うよりも、恐ろしくなるというか、薄ら寒さを感じてしまう。

いわゆる「子どもらしさ」を十分備えている。

芸能人らしい「無難さ」も備えている。

しかし嫌みではない。

もちろん、こうやって芸能界に子どもを送り出したいと思っている親がたくさんいて、それぞれが子どもをそれなりに育てていて、その中でのほんの一握りがああやって出て来ているのだから、それは奇跡ではなくて起きうることなのかも知れない。

私が恐ろしさを感じてしまうのは子どもタレントたちに対してではない。彼らをもてはやす大人たちに対してだ。

若い人たちのいう「あの子可愛いね」には、言っている側の無邪気さを感じる。ちなみに「大人の無邪気」は悪いことである。一卵性親子などといって大人としての立場を放棄している人を見て感じる不快さにつながっていく気がする。

子育て世代が彼らを愛でるのは、自分が親として子どもを上手く仕付けられないからか。

子育て終了世代が彼らを愛でるのは、もちろんある種の幻想。

最近はテレビCMが子どもで占められている。もちろん売れるから使うのだろうが、この世の中の流れに背筋が寒くなる。

自分がちゃんと子どもを仕付けられないから、その代替として子どもタレントを愛でるように思えてならない。
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