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続・それこそリテラシー教育を! [社会の問題について]

前に書いた記事に大きなトピックを書き込むのを忘れてたので、別立てに書くことにしました。

このところ聞こえている「食べログ」のステマ問題について。

実を言うと、どうしてそんなに問題になっているのか、全くわからない。

そもそも、飲食店なんて、入って食べて見なきゃわからないもの。それを事前に完璧に評価まで知っていなきゃいけないってのが、なじめない考え方。

  どこぞの彼女と初デートに漕ぎ着けた、予算内で美味しい店を予約してご飯を食べて・・・

うん、わかるわかる。そりゃあそうだろうよ。ある程度安心して行きたいよね。

 でもね。
 
食べるものなんてみんな好みがあるよ。だから行って食べてみないとわからないんだ。店構えがきれいでもいまいちの店もあれば、古ぼけているけど飛び切り美味い店もある。それは数をこなしてなんぼの世界。100%予習して行ったって外れることはあるさ。おお、もしかしてこれかな


予習という病 (講談社現代新書)

予習という病 (講談社現代新書)

  • 作者: 高木 幹夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/19
  • メディア: 新書



もちろん口コミってある種一番信用できる情報源だとは思うけれど、こういうWebサイトって口コミじゃないじゃん。どこの誰か知らない人が書いてるんだよね。それと新聞広告とどこが違うんだろう。

私もこの手の飲食店情報を使うことはある。しかしよく見ればいい加減な情報ばかりだ。こんな店なのに客単価が安すぎるとか、ネガティブ情報が全くないとか。

だからそういうのをよく見て、半分信じて半分疑って行くべきなんだ。

ステマが卑怯? はいはい、それが社会正義だっていうわけね。残念な子どもの発想。行ってみて、あれはどう見てもステマだった、あの情報はウソだったと思うなら、その店をぼろくそに言えばいいわけじゃん。別にそういう専用サイトじゃなくても、Facebookでもblogでも2chでも、発信のしようはある。

そもそもタダで確実な情報が得られると思っているところが間違い。自分で行ってみて、食べてみて得られる情報が本当に一番確かなもの。それこそ自己責任だよ。

だから自分は、たとえば偉い人をご案内するときには、なかなか新しい店に行ってみようとはしない。
でも、多少はずれてもいい、一緒にそれ自体も楽しんじゃおうという相手であればどんどん行ってみる。そうやって自分の情報を増やすことが大切。

まず疑ってかかる。そして自分の目で確かめる。他にどんな方法があるわけ?
もちろん巧妙なだましのステマもあるのかもしれないけれど、一回食べに行って外れだったって命まで取られないよ。逆に仕事上の接待でいざというお店はビジネスマンならいくつか知っておかなくてはならないし。

残念ながら、なんで人々が騒いでいるのかわからない。

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コメント 1

EMTT

同意します。

少々毒ですが、
昨今のネットでの議論もどきを見ていますと、素人が自分に近い意見を集めて、多数の論理で正論と勝手に宣言していることが増えているように思います。例えば、曽布川さんが宗教論争と呼んだものや放射能関係などです。

宗教論争の件も、教頭に詰め寄ったなどということがツイッターでつぶやかれています。
もっと冷静にならないかと、思っております。
by EMTT (2012-02-03 18:00) 

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