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使えねえヤツは使えねえ [社会の問題について]

前にも書いたのだが,表に出ていなくてもやはりそうだったのかと思う。

日本企業の新常識「国内採用抑制、海外採用増」 大前研一の日本のカラクリ プレジデント 2010年5.31号

結局のところ,企業は自分のところの収益を良くすることがまずは一番大切なわけであって,それに寄与できそうもない者を雇用するはずがないというのは当然である。

確かに社会全体を見ればここ数年,「若者が使えるようにするシステム」が崩れてしまっていることは確かだ。
それは昔から企業が行ってきたが,最近はその余力が無くなってきている。

しかしこういう風に言うとすぐに「大学でも資格取得のための講座を増やせ」などという声が聞こえてくるのだが,それで良いのだろうか。

この記事にもあるように,日本の企業といえども外国人の採用を増やすことを考えている。そこで考えてみよう。言語以外に「外国人だから使える」ことは何があるのだろうか。

すなわち日本の教育システムが「使える人材」を育成するシステムになっていないということが問題なのだと思う。

その1つの問題点は大学入試のシステム。特に大学入試センター試験が問題であることは前から述べているとおり。

そしてもう1つはその後の大学における教育力。企業で即戦力として使えるような内容を大学で教えるべきだとは思わない。もし入社後すぐに使える力をつけさせたとしても,その力はどうせすぐに陳腐化して使えなくなるのだ。

だから厳しく学問を修め,考える力や切り開く力をつける必要がある。

教員にしても然り。教育実習の期間を延ばせとか色々と意見があるが,それは小手先の力である。35年も教師を務めることを思うと,そういうすぐにはげるメッキはダメだ。

書くべき内容がもう少しあるのだが,都合によりそれは後日。
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