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投機が支配する世の中 [社会の問題について]

アメリカの住宅金融のサブプライムローンの行き詰まりに端を発した経済の混乱が我々の日常にも大きな影響をもたらしているが,その原因を突き詰めて考えると、世の中すべてが「投機」支配されているということに行き着く。

アメリカは金融を強化して儲けようとしているわけだが、それは虚業である。

長い間漠然と不安を感じていたがいよいよそれが表に出てきたというわけだ。

そこで興味深かったのは岩井克人・東大教授の説明である(10/17朝日新聞大阪本社版)。

そもそも貨幣はそれ自体が投機である。

確かに言われてみればその通りだ。貨幣は基本的にはそれ自体に価値はない。しかし「みんなが認めるから」価値があるのだという。つまりそのもの自体が投機だという解説だ。

よく「お金は怖い」という。その理由が明らかになった気がするのだが,うれしくもありうれしくも無しである。


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