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独断と偏見による,日本円-チェコ・コルナの両替レート(2000年9月の感覚) [2000 in Praha]

 「両替レートについて」と銘打ちましたが,別にヤミで両替屋をやるわけではありません.この国は社会主義体制から脱却して,資本主義体制に移行しようとしていますが,まだその過程にあるため,通過としてのコルナ(チェコ・コルナ)は弱く,逆に縁やドルを持って買い物をする側にとっては,本当に天国です.とは言っても,どんなものでも安いか?というとそうとも言えません.
 ここでは,色々な品目について,それぞれに「このぐらいのレートで考えればいいですよ」という感覚について述べます.
2000年12月7日公式の為替レート 1チェコ・コルナ=2.828円

です.最新レートはここなどをご覧下さい.このページはこれを元に直感で書きます.1Kc=¥28 とあったら,日本の物価の10分の1だな,と思ってください.
食料品店で買う食料品 1Kc=¥20

 ものによって違うのですが,例えば長さ15cmくらいの小さいコッペパンが1Kc位.これを思うともっとか?と思いますが,例えば肉類や野菜でもう少し高いかな.でも,国?がバックアップをしているレストラン/食料品チケットがあり,額面50Kcが19Kcで買えるということなので,それも加味するとこのぐらいの感じと見ました.
ビール 1Kc=¥15/30

 ビールはこの国では必需品.チェコ人はビールを飲むのではない,ビールを「食ってるんだ」とは名言.店で買えば前者の感覚.ところが,店で生ビールを飲んでもそう値段は変わらないので店ではさらに倍.
飲食店での値段 1Kc=¥12

 観光客向けのところは別として,大体地元の人が昼御飯にちょっとごちそうを,と食べる店で1人100Kcぐらいでしょうか.でも貧富の差が激しく,「右や左の」という人や,ファーストフードの閉店時に余り物をもらいに来る人がたくさんいる状況を見ると何とも言えません.もちろん,1人500Kcもするような店もあるのですが・・・・
 それから,旧西側系のチェーン店も進出していて,特にアメリカ文化は発展の象徴と思われているらしく,にぎわっています.ここでは 1Kc=¥5位かな.
コンサートのチケット代 1Kc=¥20

 国や大きな企業が思い切りバックアップをしているので,この程度の値段で済んでいるようです.そんなわけで,毎日行き放題(!)
市内交通の料金 1Kc=¥25

 プラハの市内はすべて「市営」に近い感じなので,この安さ.特に3ヶ月定期を持つと,改札が要らず,乗り放題で 1150Kcですから,これは乗りやすい.また70歳以上は無料,ということから,年配の人が町中にどんどん出てくる原動力になります.またひっきりなしに来るトラム・メトロ・バスは本当に利用しやすい.「公共交通機関」という言葉が認識できます.
カメラのフィルム 1Kc=¥2.5

 カメラのフィルムだけは,世界的に見ても日本は安いようです.この国ではすべて輸入品,旧西側からの輸入品は高いのです.
電話代 1Kc=¥3

 3分で4Kcですから,今の日本とそう変わりません.また携帯電話もヨーロッパ全土で使えるものなので,料金は安くありません.
郵便代 1Kc=¥30

 これは正確にデータを取れば良いんでしょうが,はがきなど普通の郵便は比較的高め.しかし日本向けの航空郵便などは相当に安いです.だから大体の感じ.
プラハでのアパート代 1Kc=¥4

 これは結構高いです.と言っても,新しく借りるときの相場だろうと思います.昔からいる人がこれでは,とってもやっていけませんね.
プラハのホテル代 1Kc=¥4

 やはり相当高いと思ってください.さらに旧西側のチェーン店を思うとは,公式レートとあまり変わりません.
平均的なオフィスワーカーの給料 1Kc=¥12

 人の給料を直接聞くことは難しいのですが,前にちょっと聞いた感じで言うとこれぐらいでしょうか.ここからすると,チェコではみんな,「食っていくことは何とかなるが,それ以外はちょっと」ということになります.

以上は,プラハに2000年4月から9月まで暮らしてみた上での体感であり,全くそぶかわ個人の感想です。
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