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バルトーク バレエ「The Wooden Prince」 /コダーイ オペラ「Spinners」(ブダペスト国立歌劇場) [2000 in Budapest]

バルトーク バレエ「The Wooden Prince」 /コダーイ オペラ「Spinners」(2000年9月24日(日),ブダペスト国立歌劇場)

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バルトーク「The Wooden Prince」

 この日のもう一つの出し物ともに邦題をなんというか良く知らないので、とりあえず英語での題を上げておきました。ご存知の方はお知らせ下さい.筋としては、森にいるお姫様に恋をした王子がお姫様にそでにされてそれでもやってきたのに、相手にされず、木でできた森の精になってしまう。ところがお姫様はそれをみて、そちらに惚れてしまう。最後は王子様の体にその魂が戻って・・・というハッピーエンドであったようである。筋はともかく。


 オケは大きな編成である。ラッパが4+1本,ホルンが6本いる。トロンボーン3・チューバ。木管は良くわからないが、いる人数は3管か4管のようだった。そして木管が指揮者に正対して横に並んでいる、いわゆる演奏会スタイル。さすがに金管は下手に陣取る。早くやってきた恐らく2ndトロンボーンだと思うのだが、基礎練習をしている。柔らかくていい音。音程が抜群にいい。基礎練習を聞いて気持ちがいいのは久しぶりだ。結構延々やっている。やっと皆出てきた。さて、チューニング。他の金管もいい音だ。おっ、ホルンがチューニングのAにかぶせてFの和音を吹いている。完璧だ。素晴らしい音。おっ、チューバが加わった。トロンボーンも。いい音だ。豊かで柔らかく大きい。今日は来て良かった・・・しかしどんな曲なんだろう。まあバルトークだから難しいんだろうなぁ。

 始まった.案の定、難しい曲だ。高い音域で弦と木管がppでハモっている。生でこれぐらいやるならすごいや。バレエは完璧といっていいだろう。その他大勢に当たる「木の精」達がばっちりだ。そして王子様の化身になる木の精が完璧だ。素晴らしい。お姫様は葉っぱの上に寝たままずっといるけど舞台の上で何もせず、しかも見られているのはどういう気持ちなんだろう。
しかし何といってもこのオケだ。大体、いくらお膝元だからって、こんな難しい曲の生演奏でバレエをやるとはすごいとしか言いようがない。驚いているうちに1時間少々のバレエが終わった。


コダーイ「The spinners」


これも邦題を良く知らない。筋は、糸紡ぎ工場の女工さんとその「彼氏」の話なのだが、オペラには良くあることだがまあ大した事もない筋だからまたどこかを調べてもらいたい.今度は前のバルトークほどオケは大きくない。それはともかく
これを見ていて正に「ハンガリーに来た」と思った。実際、ハンガリーの糸紡ぎ工場だから皆民族衣装で出てくるし、そのバレエ/合唱団がすごい。何ともいえない、完璧に体に染み付いたもので演じている。もう何も言うことはない。これだ。これがハンガリーの音楽・踊りだ・・・



というわけで、よくわからない割には2倍楽しめたこの夜でした.


 どちらについてもよく知らないまま観て知らないまま終わっているので,ご存じの方は教えてください.

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