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モーツアルト「皇帝ティトの慈悲」(Stavovske Divadlo) [2000音楽三昧 in Praha]

モーツアルト「皇帝ティトの慈悲」(2000年8月29日(火)Stavovske Divadlo)


 夏の間に,おそらく観光客向けだと思うのだが,ここエステート劇場でシーズンとは別のシリーズで「ドン・ジョヴァンニ」をやっている.1ヶ月以上毎日行われるロングランだ.ほぼ1ヶ月前にそのシリーズの「ドン・ジョヴァンニ」をみた.そしてそのときに何か別のオペラを8月末に4日間だけやるというのをみていた.どんな演目高よく知らないままに見に行ったのがこの「皇帝ティトの慈悲」であった.

 筋書きをよく知らないで見に行ったのだが,結局は皇帝の慈悲によってとらわれの身になっている恋人に会うことができた,という程度の話だろう.単純な舞台装置だったが,演出と相まって,だいたいそのくらいのことはわかった.

 全体に言えば,とても良い演奏だったと思う.少なくとも歌に「へこんだ」ところは全くない.オケもすばらしいサウンドだった.だが細かいコメントをすることはできないなぜなら・・・

 

 この日はギャラリー席だった.4,5人のバルコニーに区切られたところではなく,一番上の方の椅子がずらりと並んだ席だった.ギリギリに行ったので自分の席にはたどり着けず,1幕は仕方なく端の方に座って観た.後ろでも真ん中の見やすい席を高い金を払って取っていたので,休憩後にそこに行ったのだが,全く辟易した.その当たりは何だか若者の集団に占領されている.こっちはちゃんと席を取っているのだ,と主張してそいつらを退かせたのだが,まわりはそいつらに囲まれた.これがうるさい.べちゃべちゃしゃべっている.どうやらドイツ語のようだ.ガキども,黙れ.思わず何度も言ったし,隣の10歳ぐらいの坊主が前の手すりにもたれかかってこっちの視界を遮るので,押しのけたり.そんなことをしているうちにどうも観る気がなくなってしまった.

 私の席は, 舞台から遠い席で日本円にしたら2000円弱の席なのだが,あのガキどもは一体何だったのだろうか.主催者に近い人があまっているチケットを大量に安く手に入れて,「子供の音楽教室」用にでもしたのだろうか.普通のシーズン中はこんなにひどいヤツはいなかったのだが,そんなおかげでゆっくり観ることができなかった.演奏が良かったようなので残念であった.この時期はやはり観光客向けで,ダメなのだろうか. 頭に来たので,座席係の案内のおばさんが英語ができるので,くってかかった.だがもちろん何の意味もない・・・

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